オリーブオイルを肌に使用する際に酸化したものを使うとシミが増える!?

今回は、受講されてる方からスキンケアでオリーブオイルを使用する際の注意点について聞かれましたので、ブログに書かせていただきました。
確かに、キャリアオイルの中にはスキンケアに役立つ種類があり、オリーブオイルがその代表選手とも言われております。
シノダ美食薬膳カレッジではスキンケアにオリーブオイルを使用するのはオススメしていないということが大前提ではありますが、万が一、オリーブオイルを使用する際には、酸化していないことを確認した上で使用する必要があるという事をお伝えしたいと思います。
それは、酸化したオリーブオイルでは、シミが増えてしまう可能性があるからです。
この記事のもくじ
酸化したオリーブオイルでシミが増えるって本当?
愛用しているオリーブオイルでシミが増えるかもしれない。
もしこれが本当なら、恐怖以外の何物でもありませんよね?
実は、酸化したオリーブオイルの使用でシミが増えやすくなるというのは本当の話なのです。
皮脂が酸化すると「過酸化脂質」に変化する
お肌には皮脂成分が含まれていますが、この皮脂成分が皮膚上で酸化すると、過酸化脂質という物質を増やします。
そして、過酸化脂質には活性酸素を発生させる作用があるため、皮膚上で増えすぎた場合では肌トラブルが起こりやすくなるのです。
活性酸素といえば肌細胞の老化スピードを速める物質として知られており、活性酸素が増えれば増えるほどシミなどができやすくなるといわれています。
さらに、できたシミがなかなか薄くならないという二重のトラブルにつながることもあるのです。
酸化したオリーブオイルは過酸化脂質増加の原因になる!
皮脂が酸化すると過酸化脂質に変化し、これがシミの原因になることはわかりましたが、酸化したスキンケア用のオリーブオイルではどうなのでしょうか?
実は、スキンケア用のオリーブオイルでも、酸化すれば過酸化脂質を増やす原因になることがあります。
つまり、良質なオリーブオイルでも過信せず、酸化してしまったらそのまま使うのではなく、処分する必要があるということですね。
オリーブオイルの酸化ってどうやって見分けるの?
酸化したオリーブオイルの見分け方は難しいとお考えかもしれませんが、実はそのようなことはなく、”臭い”と”見た目”で判断できます。
まず臭いですが、新鮮なオリーブオイルの場合では油臭さがなく、原材料の香りがほのかに香る程度です。
一方、酸化してしまったオリーブオイルの場合では、油臭くなって顔につけると一層油臭さが気になります。
そしてもうひとつは見た目の変化で、新品時よりも明らかに色が薄くなることがあり、これを酸化の合図として捉えることができるのです。
ただし、オリーブオイルの種類によっては見た目が変化しにくいタイプもありますので、酸化を見分けたいなら、ひとまず臭いを基準にすると良いでしょう。
オリーブオイルの酸化を防ぐ方法
どのようなオイルでも、空気に触れたり、直射日光に当たったりすれば酸化します。
オリーブオイルは、数あるオイルの中でも酸化しにくいタイプに分類されていますが、それでも保管方法や保管場所が悪かったり、消費期限が近付いたりすると酸化することがあるのです。
良質なオリーブオイルでもやがては酸化しますが、フタや栓をしっかり閉めて直射日光が当たらない場所で保管すると、酸化しにくくなって長く使えます。
まとめ
酸化したオリーブオイルを使用し続けると過酸化脂質が増え、活性酸素の発生によってシミができたり増えたりすることがあります。
せっかくキメ肌目指して頑張っても効果がなければ辛くなってしまうので、使用の際には十分に注意して下さいね。
冒頭でも述べたように、シノダ美食薬膳カレッジではスキンケアにオリーブオイルを使用するのはオススメしていません。
キメ肌をつくっていくことに関しましては、ワークショップで詳しくお伝えしておりますので、是非一度参加してみて下さい。
一生使える知識なので、とってもお得ですよ!